[レビュー]アニメ調の珍しいレースゲーム『アウトモデリスタ』

PlayStation2

どうもkonwataです。
今回紹介するのは「アウトモデリスタ」。
知ってる人は知っている、知らない人は全く知らない
PS2とGC、X BOXの隠れた名作レースゲームです。

レースゲームにおいて求められるのは徹底的にこだわった映像や操作性。
リアルさを体現したグランツーリスモを思い浮かべがち。

しかし、リアルさほどほどでとにかく楽しみたい!って人は?
当時は「グランツーリスモってちょっと年齢層高いよね?
ってイメージでした。

そんな「リアル至上主義に待ったをかけた異端児
リアルさを別次元に置いてきたアウトモデリスタの魅力を語りたい。

『アウトモデリスタ』ってどんなゲーム?

アウトモデリスタは2002年8月22日、カプコンより発売されたレースゲーム。
対応ハードはPS2とGC、X BOXです。

後にマイナーチェンジと称して
フォードやシボレーなどの外車を追加した「U.S.-tuned」が登場。
アニメ風な世界観でありながら実はかなりの本格派レースゲームなんですよ。

「アニメ風」な表現が最高にクール!

アウトモデリスタの最大の特徴は「アニメ風」なモデリング。
金属の質感?光の反射具合?1人称視点の綺麗さ?

そんなものは一切ない!
とにかくクールでポップで全体的に情報量が多い印象を受けます。
ある程度のスピードで画面に集中線や煙が出たり、とにかく派手!

リアル系のどのタイトルよりも爽快感はハンパない!

自由度の高さが『アウトモデリスタ』のリアルさ

アウトモデリスタが記憶に残る理由、それは圧倒的にリアルさを追求しているから。

いやいや、アニメ風でリアル?矛盾しているよね。
と思う方も多いと思う。というか、その通りです。

しかしレースゲームの楽しさって何でしょうか?
より実車に近いドライビングの疑似体験?
タイムアタックでの自分との闘い?

それはリアル系レースゲームがもう満たしてくれる。
他所をあたれと。

アウトモデリスタは「自分だけのクルマを持てる特別感」をとことん追求し
それを叶えてくれる。
ガレージの名前やナンバープレートはもちろん
実際のメーカーのパーツ」が選べる。
クルマへの愛情を感じれる自由度の高さは、アウトモデリスタだけでしょう。

エンジン載せ替えの魔改造も実装

クルマ好きにはたまらない度が超えた改造、通称「魔改造」。
その極みともとれる改造こそエンジンスワップ。
エンドコンテンツで開放されるんですがスバル360にGT-Rのエンジンを載せることも。

リアル思考とはいえ、
現実離れしたカスタムも楽しめるのもアウトモデリスタの良いところ。

忠実に再現されたマップに愛を感じた!

アウトモデリスタに収録されているコースは、実在するサーキットや峠をとても忠実に再現されています。
赤城や裏六甲なの定番のコースから他のレースゲームでは見ることのできない
「阪神高速環状線」や隠しコースの「タミヤ掛川サーキット」も。

掛川サーキットでは、操作する車がラジコンになる粋な演出も!
どこまでも車へのリスペクトを感じるけど、ちょっとやりすぎ感もありますね。

収録車種がとにかく豪華!

レースゲームをやる上で気になるのが登場する車種。
某レースゲームではホンダが一切登場しないなんてこともあります。
(アザーカーにぶつけてブロックして事故を誘発する系のアレ)

アウトモデリスタでは自動車国産メーカーはもちろん
なんと軽自動車まで収録済み。

それだけではなく旧車も。
トヨタ2000GTや初代スカイライン、ホンダS800も。
そして超マニアックな光岡のオロチや童夢まで。
実際に走ってる方が珍しいクルマが収録されているなんてやりすぎもいいところ。

まとめ

アニメ風なグラフィックながら、やりすぎなぐらいリアルな
アウトモデリスタの魅力について書いてみました。

ガレージで自分だけのカスタムカーを眺めてにやにやしても良し
レースのリプレイににやにやしても良し。
旧車に魔改造を施しても良し。
すべてのクルマ好きに一度はプレイしてほしい異色のレースゲームです。

コメント